代表・コンサルタント紹介

中里 肇 Hajime Nakazato
代表取締役
1988年日本長期信用銀行(現新生銀行)入行。
住専、リース、信販等ノンバンクの再生業務に長く関わる。
98年退職後は米系会計事務所PwCにて日本における金融債権流動化ビジネスをゴールドマン、モルガンスタンレーといった外資大手と共に推進。
2000年、当社設立。代表取締役に就任。
以後、M&Aや事業再生、不動産関連のコンサルティングサービスに幅広く従事。
国内外の大手金融機関のクライアント多数。
中央大学法学部卒
2019年6月13日
手っ取り早く解を求めることの危うさ
私達はほぼ20年アドバイザリーやコンサルティングと言われるフィールドで仕事をしてきました。
特に、プライシングという企業や不動産の評価を導き出す作業をエクスパティーズとしています。
日々、より正確なプライスを出す為にデータや資料と格闘しつつクライアントのニーズに応える努力をしております。
しかし、自己否定をするわけではありませんが、きっぱりとモノの価値を決めてしまうことに
常に疑念を覚えながらこの仕事をしてきたことも事実です。
ハウツー本に記載されているように、手っ取り早く簡単に答えを出すことには危険さえ感じます。複雑な事情が絡み合うこの世の中で簡単に結論の出る問題など一つもありません。
我が国の教育システムの弊害なのか「唯一の答えが常に存在し自分は必ずそこに到達できる」と考える人が非常に多いように思います。
大切なのは、「絶対に」「間違いない」というフレーズに乗せられることなく、じっくりと客観的に物事を考え情報を評価できるスキルだと考えます。
インターネットを通じて何でも簡単に情報を得られる時代になりました。
さればこそ、私達のように落ち着いて考え、中立性を保ちつつ業務を行う立ち位置が必要だと痛感しています。
私たちはこれからも常に客観性を維持しつつ活動していきたいと考えております。
メッセージ・アーカイブ
2024年07月「混沌から秩序へ」
2021年10月「ながらへば。。。」
2019年06月「手っ取り早く解を求めることの危うさ」
2018年10月「ラ・マンチャの男」
2015年10月「アビリーンのパラドックス」
2011年04月「東日本大震災において被災された皆さまに衷心よりお見舞い申し上げます」
2009年11月「米百俵」
2008年02月「グラックスがやってきたこと、今やっていること、これからやろうとしていること」
2006年02月「時代の変化と向き合う企業をサポートしたい 2」
2001年04月「時代の変化と向き合う企業をサポートしたい 1」